ザ・パシフィック3(ガダルカナル後編) 2010 7 30

 高速戦艦金剛と榛名の艦砲射撃で海兵隊陣地にある程度の打撃を与えただけで、その後の陸軍の銃剣突撃が海兵隊の機関銃陣地を突破できず全滅し勝敗は決った。これには日本軍の重機(機関銃、迫撃砲、大砲)を積んだ輸送船が米軍の飛行機により撃沈され無かったこともあるが、日本軍の高級参謀(現在のキャリア官僚)の無能と無責任がもっとも大きい。戦死した兵隊が哀れに思う。せめて全うな武器で戦ってほしかった。また同時に米軍の残酷さを描いている。それは、海兵隊陣地で日本軍の兵士の首をミイラにして木にさしてオブジェとしている場面が出てきたことである。何とも惨たらしい。彼らにとってはインディアン狩りに近い気持ちであったのだろう。予告編を見るとガダルカナルの戦いの場面はこれで終わりだそうだが、この後南太平洋海戦(米名サンタクルズ沖海戦)で空母瑞鶴、翔鶴の活躍で米海軍に一矢報いるはことができたのがせめてもの慰みということか。