日本の匠の技 2010 9 21

 最近今まで日本の屋台骨を支えていた中小企業の衰退が叫ばれて久しい。今までは日本の電子部品や自動車部品の品質を支えていたのが中小企業の技術力であったことは疑いの余地がない。しかし匠の技が使えるのは細かいさじ加減が性能を左右するアナログ分野であって、デジタル分野ではパソコンがあればその性能の違いは出てこない。日本の経済の不振はどうにもならないところにきていると思う。本日テレビ東京のワールドビジネスサテライトという番組で私とほぼ同じ意見を放送していたのでここで書かせていただきます。現在の医療機器は大型の機器は別として医療器材のほとんどは欧米製で高価で、医療経済を圧迫しています。しかしもともと医療器材ほど匠の技が活かせる分野のはずなのになぜ日本企業は今まで真剣に参入しないのかと不思議に思っておりました。それほどに人体はアナログ的で機械ではないので匠の技のさじ加減が活かせる世界なのだと私は思います。それには保険などの整備が必要だとこの番組は解説しておりましたがこの番組はいい線いっているなあと思いました。